kimamaにっき

1980年代生まれ 3児の母。UNISON SQUARE GARDENがお好き。GLAYは落ち着き気味。そのほかEテレ、音楽聴いたり読書したり。

『朝が来る』

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『朝が来る / 辻村深月』あぁ。あぁ。たくさん泣きました。

 

【あらすじ】

不妊治療の末、佐都子と清和は特別養子縁組として、生後間もない朝斗を迎え入れることになる。
朝斗が6歳のある日、産みの親である 片倉ひかり を名乗る女性から「子供を返してほしい」と 佐都子のもとに電話があり…

 

【感想】

中学生~高校生ぐらいの年齢って、反骨心の塊みたいなお年頃。
特に親に対して。
距離を置いてみたくなったり、言われることがいちいち癇に障って反発したり。
そうしていても 物語から伝わるひかりのどこか真面目な姿は、きっと両親譲りなんだろう。
朝斗が優しく嘘をつかない、6歳にして人の気持ちがわかる子に育っているのは、
佐都子と清和の育ての環境があるのはもちろんだけど、
1番はひかりも巧もまっすぐな心の持ち主だったから、って思う。
ひかりが朝斗に望んだこと、手紙にしたためていた内容は、自分が求めていたことだったのかな…切ない。
 
もっと人に愛情を注いであげられる人になりたいなーと思わせるお話でした。

本を読んでからドラマも観たけど、こちらも泣けた。
先の展開を考えては、佐都子とひかりが話す一言一言や、朝斗の行動に涙。

心の痛みや辛みが伝わるような細かい感情表現が数多にあり、
多くの場面で涙を誘われました。

 

最近読んだ、親子愛について考えさせられる本。
『母性/湊かなえ
自分には まったくない感情、心持ちの主人公で、感情移入できなかった。
けど、愛情が及ぼす影響で物事の見え方や捉え方が違うんだなぁ。
無償の愛ってなんだろう。とか、考えさせられた。
何より、子供に愛情を注げているのかな と、とても不安になり、
読み途中の本に栞を挟むたびに、子供たちを抱きしめていた。
 
『ミーコの宝箱/森沢明夫』
最後の方の母親であるミーコと、その娘のクリスマスの話もよかったけれど、
まだ小さかった頃のミーコの話で何度も泣いた。
特に祖母が本当はミーコのことがすごくすごく大切で、
眠っているミーコの枕元にそっと宝箱を置きに行き
「幸せになれよぉ」と声を掛けて頭を撫でた、
このシーンが1番じーんとして、大好きで心温まるヒトコマ。
最初のソフトSMの描写が 気分が悪くなるくらいに
リアルに想像できてしまう表現がされていたり、
先生とのお風呂のシーンも ちょっと官能的でくすぐったくて 衝撃的だったけど、
そこからもミーコや周りの人の信念や温かみを感じ取ることができて、
とにかく泣けた。
読んだ後、優しくなれる、人に優しく接したくなる一冊。

 

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とてもとても余談で遅い情報だけど、

ラブシャのユニゾン、『8月、白昼の流れ星と飛行機雲』から始まったんだね。
ステキ。8月最後のLIVEだしね、あぁ最高。
 
あと遅ればせながら、会報のソラさんとの対談を読んだ。
斎藤クンの口から「花さか天使 テンテンくん」という言葉が飛び出したこと、
未だにエンディング曲を覚えていて歌えること(しかもご本人を前に一緒に口ずさむ) に驚きと喜びが入り混じった週末でした。

ニゾンが いつかソラさんと一緒にステージに立ってくれる日が来て、

その場に自分も居ることができたらなぁ。

 
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旅行記を書いたけど、長すぎでこのブログのテイストに合わない内容になってしまった。
変わりに函館で見つけたそこかしこに点在していたGLAYの画像。
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あと路面電車乗るときに見つけたユニゾン。ユニオンスクエアハコダテ。